2015年7月13日月曜日

ホテルオークラ開発会社社長が退任、日本人女性強姦未遂と暴行・殺人教唆容疑で

シンガポールに本拠を置く不動産開発会社TEHOインターナショナル社は10日付でウェブサイトに声明を発し、同社のカンボジアにおける現地合弁パートナーであるカンボジア人の男ソック=ブンが同社の2社の合弁企業TEHO-SBGディベロップメント社とECG(カンボジア)社の両社の社長の地位を「個人的諸理由により」ただちに退任することにすでに同意して住宅プロジェクト「ザ ベイ」にもはや関与しないと発表しました。

ソック=ブンは2日にプノンペン市内の日本食レストランで日本人女性を強姦しようとした際、この女性がその友人である芸能人女性ササーさんに連れられて階上のバーへ避難させてもらったことに怒り、後を追いかけて自分のガードマンにササーさんに銃を突きつけさせ、ササーさんに1分以上にわたり殴る蹴るの暴行を加えている様子の監視カメラ映像がネットに流出したことを受け、シンガポールへ逃亡していました。

警察では、ソック=ブンが8月21日までに出廷しない場合はシンガポール政府またはインターポールに逮捕を要請するとしています。

ササーさんは右目などに重傷を負い、バンコクのバムルンラート病院で治療を受けていましたが、今日13日昼にカンボジアへ帰国しました。ソック=ブンを法の裁きにあわせるため家族と善後策を話し合いたいとしており、ソック=ブンが提示した和解金4万ドルについては受け取りを断固拒否する考えを公にしています。

また、ソック=ブンのガードマンがササーさんに銃を向けていた際にガードマンは引き金を引いたが弾が出なかった、とササーさんは主張しています。

映像には、ソック=ブンがササーさんに暴行を加えているところへ割って止めに入っているバーテンダー姿の男性が映っており、警察の現場検証によればこの男性は店のマネージャーであった、と近所のオートバイタクシー運転手の男性は語っています。

「ザ ベイ」は、プノンペン東部チローイ=チョンヴァー半島に建設予定とされているプロジェクトで、それに含まれているホテル オークラが経営する「オークラ プレステージ プノンペン ホテル」についてもソック=ブン ディベロップメント社がその主要開発企業とされていました。



声明内容
http://teho.listedcompany.com/news.html/id/477842

暴行映像(閲覧注意)
http://khmernews.today/videos/vdetail.php?vid=690026291102797


18:41
見出しを修正しました:


18:44
用語を修正しました:
  • 「ローカルベンチャーパートナー」→「現地合弁パートナー」
  • 「ジョイントベンチャー」→「合弁」

18:56
用語を修正しました:
  • 「合意」→「同意」
  • 「辞任」→「退任」

2015/7/14
表記を修正しました:
  • 「プレスティジ」→「プレステージ」