2016年8月31日水曜日

今年第一四半期に縫製・製靴工場122軒が閉鎖と商務省が実態認定

 国際労働機関(ILO)は30日発表した「カンボジア縫製・製靴セクター報告」の中で、今年第一四半期に、閉鎖を届け出ず閉鎖した、ないし数ヶ月にわたり操業していないと商務省が実態把握した縫製・製靴工場のうち122軒について、閉鎖または一時閉鎖と同省が認定したことを明かした。

 業界では、カンボジアの人件費高騰と、生産性・勤労意欲の低さにより、今後の国際競争力について厳しい見方が強まっている。

 報告ではこの数値について、いま閉鎖が増えたというよりは、記録を実態に合わせて正したという側面が大きいだろうと述べている。

http://www.phnompenhpost.com/business/garment-factory-data-revised

【関連】
ILO「カンボジアの縫製・製靴業、これ以上賃金上がるならまず立ちゆかない」


軍高官のランクルが信号で何度も警笛鳴らした末追突、非を認めず路上に居座り大渋滞1時間

 プノンペンのアーン=トゥック交差点(ムニーレート通り⊥シハヌーク通り)で今日31日14時15分、信号手前で減速した一般車輌に、登録番号ケーマラプーミン(RCAF)02の2-2212番の軍高官のランドクルーザーが何度も警笛を鳴らした末追突、交通警察がただちに渋滞を避けるため2台を交通の邪魔にならない所へ移動させようとしたが、軍高官側は非を認めず相手を非難して大通りの中央に居座り、一般車輌の男児連れの男性も抗議、1時間の大渋滞を引き起こした。

https://kohsantepheapdaily.com.kh/article/150482.html


外国女性が深夜に携帯を紛失しパブ ストリート交番に相談したらトゥクトゥクが届けてくれた

 シエムリアプに観光で訪れた台湾女性(28)が28日深夜、携帯電話を紛失したことに気づき、パブ ストリートの交番へ駆け込んだ。

 紛失した携帯電話の機種は「アイフォーン6S」。

 話を聞いたヴァン=ルット巡査部長は、別の外国人の携帯電話を使ってその電話へかけたところ、トゥクトゥク運転手の男性が電話を受けた。

 巡査部長は電話で運転手に、交番まで足労願って電話を持ち主に渡してほしいと要請した。

 すると運転手は交番へ来て、電話は無事持ち主に戻った。

 運転手はカン=テーオーさん(27)で、警察ではテーオーさんをトゥクトゥク運転手の模範と話している。

https://kohsantepheapdaily.com.kh/article/150364.html


日本からの初のカンボジア直行定期便、初便が明日15時10分着予定

 日本とカンボジアを結ぶ初の直行定期航空便となる全日本空輸(ANA)の週7往復の成田-プノンペン便の初便が、明日9月1日成田を発って15時10分にプノンペン到着予定となっている。

 民間航空庁によると、この定期便の使用機材は定員300名のボーイング787で、初便搭乗予定は280名。

 一方、共同通信系ニュースサイト「NNA ASIA」は初便は満席と30日付で報じている。




カンボジアの建築基準を定める法案を今年中に起草へ

 国土計画・建設省は、カンボジアの建築基準等を定める建築法と国土計画・建設法の2法案を今年中に固めたい考えを示した。

 2017年中の成立を目指す。

http://www.jianhuadaily.com/index.php?option=com_k2&view=item&id=23268%3A2016-08-30-11-25-46&Itemid=593


ILO「カンボジアの縫製・製靴業、これ以上賃金上がるならまず立ちゆかない」

 国際労働機関(ILO)は「カンボジア縫製・製靴セクター報告」を30日発表し、これ以上賃金が上がればカンボジアの縫製・製靴業が生き残る見通しはかなり厳しいと強く示唆した。

 報告は、カンボジアの最低賃金が近年急騰したことを踏まえ、しかし企業としても利益が得られねばカンボジアへのさらなる投資を見合わせる可能性があるとして、「ゆえに、今後の賃金上昇については、労働生産性の、もしくは生産物への対価の上昇によって担保される必要がある」と指摘した。

 「しかし劇的な生産性の向上は短期的に期待薄に見受けられる」と報告は述べた。

 また米国や欧州を中心とする買手による買値は、ベトナムやバングラデシュ等からの供給が増加したことを主因として膠着しており、「消費者は、縫製品の価格が一定であることから、また時には値下がりから恩恵を受けてきた」と報告は述べ、具体的には米国・欧州における衣服費の増加が2006年から2015年までに5.4%にとどまったこと、かつ米国・欧州における経済減速を指摘し、したがって値上げもかなり期待薄であると述べた。

https://www.cambodiadaily.com/news/prices-leave-garment-sector-pinch-ilo-117370/


上場縫製企業が増収減益、一株当り利益減少

 縫製企業「グランド ツインズ インターナショナル」社は29日決算を発表した。

 今年上半期の収益は4200万ドルで、昨年同期の2900万ドルから増収となった。

 今年上半期の利益は360万ドルで、昨年同期の430万ドルから減益となった。

 また、昨年度の一株当り利益は54リエルで、前年度の177リエルから減少した。

 同社は台湾系で、長らく国営プノンペン水道公社しか上場していなかったカンボジア証券取引所に2社目として上場して民間初の上場企業となった企業。

http://www.khmertimeskh.com/news/29124/grand-twins-net-profit-dips/


経済白書「不動産市場のソフトランディングが喫緊」、コンドミニアム販売5割減・ボレイ3割減

 財務省は、カンボジア経済の全セクターを概観する「カンボジアマクロ経済白書」を初めてとりまとめた。

 白書は、金融機関から容易に借金ができることにより国民が借金漬けになった現状を、カンボジア国立銀行の「最も試練に満ちた課題群」と位置づけた。

 また、「信用膨張を持続可能な速度に安定化させることにより我が国の不動産市場のソフトランディングを図る喫緊の必要性がある」との認識を示した。

 統計として、今年上半期のコンドミニアムの販売は50%急落、ボレイの販売は30%減となったことを明かした。

 ボレイはクメール語で「街」を意味し、転じてシハヌーク時代以来、集合住宅を意味するようになっている。建設された時点では高級なものを指すが、ボレイ ケイラー(スポーツ シティ)のように今は貧民窟になってしまったボレイもある。

https://www.cambodiadaily.com/business/condo-sales-slide-government-seeks-soft-landing-117384/