2016年8月30日火曜日

トラック・ミニバス正面衝突の死傷事故は右ハンドルが原因と警察見解

 昨日29日15時半頃国道5号でトラックが前の車を追い越そうとして加速して対向車線へ出てメコン エクスプレス社のバット=ドムボーン(バッタンバン)発プノンペン行ミニバスとほぼ正面衝突、運転手2名が死亡、ミニバスの乗客7名が死亡、4名が重傷を負った事故で、同州警察交通課は、トラックが右ハンドルであったことが事故の主因との見解を示した。

 カンボジアは右側通行であるため、右ハンドル車だと、追い越しをかける際、対向車線へある程度出てからでないと、対向車線の車が運転手から見えない。

 また当時現場は雨であった。

 死亡した乗客のうち4名についてはカンボジアのパスポートが発見された。残り3名の国籍・身元は未詳。

 同社はカンボジアで最も安全なバス会社の一つという評判を有しており、最近では昨年10月停車中のトラックにバンが突っ込んで2名死亡した事故と、先月外国人29名を含む37名が負傷したバス居眠り横転事故ぐらいしか事故を起こしていない。

https://www.cambodiadaily.com/news/nine-dead-battambang-bus-crash-117299/

【関連】
バット=ドムボーン発プノンペン行ミニバスがトラックと衝突、9名死亡4名重傷


救国党が自議席伸ばすためプチュム=バンの延長を重ねて主張

 選挙人登録の受付開始を数日後に控え、野党救国党のバット=ドムボーン(バッタンバン)州選出のロン=ブッター議員は昨日29日ザ プノンペン ポスト紙の取材に応え、居所で投票しないよう呼びかけた。

 プノンペンやコンポン=チャームといった工場集中地はすでに野党の有力な地盤となっていることから、「もし出稼ぎに出ている街に居住している多くの支持者がそこで投票すれば、彼らは彼らの票を無駄にすることになる」とした。

 また同党のエーン=チャイイアン議員は、そのような有権者が帰郷して選挙人登録ができるよう今年10月のプチュム=バンの連休を延長して特別有給休暇を被雇用者に与えることを雇用主に義務付けるよう労働・職業訓練省に引き続き働きかけていくと同党本部で述べた。

 昨年与党カンボジア人民党と野党救国党の両党賛成で可決成立した改正選挙法で、有権者は住所と居所のいずれでも投票が可能になっている。改正前は住所での投票のみ認められていた。

http://www.phnompenhpost.com/national/cnrp-urge-supporters-vote-home-communes