2016年8月16日火曜日

仏男性クスリやりすぎ死亡

 プノンペン都ドーン=ペニ区プサー=カンダール一番町内144番通り241番地(シハヌーク通り交差)4階の貸部屋で15日15時25分、掃除人が掃除のためにいくら戸を叩いても返事がなかったので合鍵で戸を開いたところ、フランス人男性(26)がマットレスの上であおむけで横たわり死亡しているのを発見した。

 警察によると死因は薬物の過剰摂取に起因する心臓発作、射精および肛門からの出血が認められ、推定死亡日時同15日正午12時。

 カンボジアでは薬物が極めて容易に手に入ることから、日本人のなかにも顧客や格下に蛮勇を見せようとこれを摂取する者があるが、非常にリスクの高い行為であると知るべきである。また、薬物を介さねば促進できないような人間関係は、その真正性や持続可能性にも根本的問題があると言わざるをえず、事実短時日で破綻する例が多い。





カンボジア初の五輪女子マラソン走者リー=ナリーが完走の興奮と感謝をフェースブックに

 リオ五輪で14日行われた女子マラソンにカンボジア初の五輪女子マラソン選手として出場し完走したリー=ナリーは、フェースブックに15日その興奮と感謝を記した。

「友人達よ、家族よ、そしてリオ五輪2016のサポーターよ、たくさんの感動的なメッセージと写真を本当にありがとう。
 沿道の人々との交歓を本当に楽しみました。みんな楽しげで、私の名前を叫び、私の国『カンボジア』を叫んでくれました。沿道を私と一緒に走ってくれた方までいました。サンボードロモ スタジアムに着いたら、観衆たちは立ち上がって、叫び、励まし、拍手をくれました。オートバイに乗った警備員たちは警笛をメチャメチャに鳴らしてくれました。脇の人たちはハイファイブを求めてきました。あまりに感動的でうまい言葉が見つかりません。
 脱落する走者が見えはじめて、私の右膝も痛みはじめて気になってきた時、私は安全をとろうと決めました。カンボジアの女子マラソン走者が必ずゴールを横切ることが大事だと考えました。沿道のサポーターたちと、そしてテレビで私を追ってくれているあなたがた友人達と家族と、楽しみをともにしました。ゴールに着いた時、とても多くのジャーナリストが私にインタビューをしたので、私の炎症に氷をあてるひまもなく、水ぶくれを手当てするひまもないまま、五輪村へ戻るバスに乗る時間になってしまいました。いま病院から帰ってきたところです。あらためまして、あなたがたの素晴らしい応援にありがとう。みんな大好き」

 ナリーはこのリオ五輪女子マラソン全走者中年齢トップの44歳。カンボジアのクメール ルージュ時代を体験し、きょうだい達を戦争で失っている。生物学の博士号を有し、HIVの母子感染を専門として免疫学の研究に従事している。


【関連】



カンボジア国旗を大きく広げて笑顔でゴールするリー=ナリー(ブラジル現地紙より)

オリンピックスタジアムの日曜蚤の市、2週目ですでに賑わい

 プノンペンのオリンピックスタジアムの敷地内で今月7日から毎週日曜に開催されている蚤の市は、まだ2週目だがすでにかなりの賑わいを見せている。高棉日報が16日付で伝えた。

 同紙記者が訪れた14日には、各国食品、家の近くで採ってきた野草、自家製野菜、ナチスドイツ軍の腕時計、骨董カメラ、使い古しの靴や衣類など、さまざまなものが売られていたほか、NGOが有機野菜を販売したり、日系の脳神経病院が宣伝を行なっていたりもしていたという。

 この蚤の市は毎週日曜朝8時から正午12時まで行われ、100個の区画があり、誰でも1回15ドル払えば出店することができる。1ヶ月分まとめ払いだと55ドルとなっている。この出店料の一部はクンター=ボッパー病院などの組織へ寄附されるという。

http://cn.thekhmerdaily.com/article/17241