2016年8月23日火曜日

高校卒業試験中に女子生徒が失神、酸素ボンベ付けて続行

 カンボジア全国で22日から高校卒業試験が行われているさなか、バット=ドムボーン(バッタンバン)州で1人の女子生徒が試験中に突然倒れ、声が出ず、紙に一言「チュー」(病気だ)とだけ書いて、失神した。汚職撲滅庁が今日23日昼前に伝えた。

 医師団がやって来て手を尽くしたところ、生徒は息を吹き返し、青い酸素ボンベを横に立てて酸素吸引しながら席に戻って試験を続行した。

 生徒は日頃成績優秀であり、この物理の試験自体は何ら問題なく自信持って解いていったという。

 教育省では、在任4年目を迎えようとしているホン=チュオンナロン大臣のもと、この高校卒業試験を、生徒と教師双方にとってのメルクマールとなる、カンボジアの教育改革一丁目一番地と位置づけている。

https://www.facebook.com/acukhmer/posts/1066759046746309


運河で子供3人溺死

 シエムリアプ州プオク郡プレイ=チルーク郷の運河で21日、子供3人が溺死、子供2人が救助された。

 調べによると、この運河へ少女(16)がバイクで妹(14)・妹(8)・弟(5)と一緒に行った。

 この運河は長らく空であったが、雨が降った後で水かさ4.5 mに達しており、おおぜいの人が訪れていた。

 4人が、別の家の父母が連れてきた女児(7)と一緒に水遊びをしていたところ、5人は16時半溺れた。

 知らせを受けた同郡警察が急行し、少女(16)と女児(7)を救助したが、妹(14)・妹(8)・弟(5)は溺死した。

 同郡警察では再び犠牲者を出さぬよう警戒を強め、注意標識の設置も行う方向だ。





衣料・靴の発注3割減、工場70軒以上閉鎖、時短も。政府「電気代と人件費が高いから」

 カンボジアの縫製・製靴企業で作るカンボジア縫製業協会(GMAC)のリー=テークヘーン運営局長は22日、カンボジアへの衣料・靴の発注が2~3割減ったことを明かし、今年頭8ヶ月で70軒以上の工場が閉鎖されたのみならず、時短も行われていると述べた。

 一方、新たに操業を開始した工場は20軒という。

 商務省のスアン=ソパリー報道官はこれについて、外的にはEUと米国における需要変化が原因とし、内的には電気代と人件費が高いカンボジアでは工場の操業コストがかさむことが原因と述べた。

http://www.khmertimeskh.com/news/28816


脱サラで事業に失敗し借金抱え妻子抱え、泥棒した男が拳銃自殺

 勤めも事業もうまくいかず、全国を転々とし、病気もして借金を抱えた男ヘーン=ソックミアンが、プノンペンで盗みに手を出し、妻には給料が出たなどと言っていたが、警察が家へやって来たのを聞いて、トイレで拳銃自殺した。

 ソックミアンの妻によると、2011年に結婚、夫は中国語・英語・ITができて、以前は月給160ドルをもらっていた。

 夫はそれが安すぎると言って辞めて借金して事業を始めたが、失敗して巨額損失を抱え、バイクを買うために借金したが、そのバイクが盗まれ、仕事を探して全国転々とするもどれもうまくいかず、お金が足りなくなって借金をし、妻も一緒に働いたりしたものの、夫が病気になったためさらに借金をし、新たに買っていたバイクも売ったという。
※1つの段落に要約してしまいましたが、リンク先には、このストーリーが非常に詳細かつウェットな長文で記されています。

 18日、夫は古いバイクに乗って帰宅した。妻には「借りた」と言った。そして200ドルを妻に渡した。「給料が出た」と言った。

 妻によると、その夜、夫はおかしなことばかり話した。夫は妻に、夫を強く抱きしめさせ、「もし俺がいなくなったらおまえは子供を育てられるか」と訊いた。さらに子供を膝の上へ呼び「パパがいなくなったら誰か良い人を見つけて一緒に暮らすんだよ」と言い聞かせた。

 翌19日朝6時、家の戸を激しく叩く音と、鋭く呼ぶ声が聞こえた。夫は妻をきつく抱きしめたまま、戸を開けてはいけないと言った。戸を叩く音と呼ぶ声は続いた。

 しばらくして妻は一発の銃声を聞き、慌てて夫を探した。

 妻は、トイレで夫が拳銃自殺して血を流して死んでいるのを見つけた。

 妻が戸を開くと、立っていたのは警察だった。

 妻は「夫が泥棒をしているなんて知りませんでした。拳銃を持っているなんてことも知りませんでした。知っていたらこんなことはさせなかった。女一人、女の子ばかり3人も抱えて、どうしたらよいか」と語った。

 カンボジア人は日本人と比べ、男が妻や子を持った以上は何としてもそれを養いぬく責任があるという考え方が薄いように感じられる場面が多々あり、また生への執着もかなり薄いと感じられる場面が多々ある。

 またカンボジアでは現在、急成長している銀行や消費者金融からかなり簡単にお金を借りることができるため、今後このような話は増えていくのではないかと識者らは懸念している。

http://www.freshnewsasia.com/index.php/en/32118-2016-08-22-15-09-01.html