2016年9月11日日曜日

「エンジェルがカンボジアのスタートアップを外国に登記させても汚職リスクからは逃れられない」専門家指摘

 豪州政府からの援助によるアジア開発銀行(ADB)の「メコン ビジネス イニシアチブ」によりカンボジア・ラオス・ミャンマー・ベトナムのスタートアップ企業への投資を推進するために実行されている「メコン エンジェル投資家ネットワーク(MAIN)」プログラムの構成員スティーヴ=ランドマン氏が、エンジェル投資家はカンボジアの法的枠組みに不案内なので、透明性を確保してエンジェル投資家に安心感を与えるため、カンボジアのスタートアップ企業はシンガポールや米国に登記するほうがよいと述べたことに対し、投資顧問・税務会社「DFDL」のクリント=オコンネル税務部長は、いずれにせよカンボジアでまず登記しなければ違法であるのでシンガポール登記は小さなスタートアップ企業にとって現実問題として高価だとの見解を示すとともに、「シンガポールに登記されていれば汚職のリスクをまぬがれることができるだろうともし外国の投資家たちが考えているのなら、それは間違いだ。資金は依然カンボジアの中で流れているのだということに気づかされるだろう」と指摘した。

 ザ プノンペン ポスト紙の取材に応えた。

 MAINは米国・豪州・欧州・ベトナムのエンジェル投資家で構成されている。

0 件のコメント:

コメントを投稿