2016年8月23日火曜日

脱サラで事業に失敗し借金抱え妻子抱え、泥棒した男が拳銃自殺

 勤めも事業もうまくいかず、全国を転々とし、病気もして借金を抱えた男ヘーン=ソックミアンが、プノンペンで盗みに手を出し、妻には給料が出たなどと言っていたが、警察が家へやって来たのを聞いて、トイレで拳銃自殺した。

 ソックミアンの妻によると、2011年に結婚、夫は中国語・英語・ITができて、以前は月給160ドルをもらっていた。

 夫はそれが安すぎると言って辞めて借金して事業を始めたが、失敗して巨額損失を抱え、バイクを買うために借金したが、そのバイクが盗まれ、仕事を探して全国転々とするもどれもうまくいかず、お金が足りなくなって借金をし、妻も一緒に働いたりしたものの、夫が病気になったためさらに借金をし、新たに買っていたバイクも売ったという。
※1つの段落に要約してしまいましたが、リンク先には、このストーリーが非常に詳細かつウェットな長文で記されています。

 18日、夫は古いバイクに乗って帰宅した。妻には「借りた」と言った。そして200ドルを妻に渡した。「給料が出た」と言った。

 妻によると、その夜、夫はおかしなことばかり話した。夫は妻に、夫を強く抱きしめさせ、「もし俺がいなくなったらおまえは子供を育てられるか」と訊いた。さらに子供を膝の上へ呼び「パパがいなくなったら誰か良い人を見つけて一緒に暮らすんだよ」と言い聞かせた。

 翌19日朝6時、家の戸を激しく叩く音と、鋭く呼ぶ声が聞こえた。夫は妻をきつく抱きしめたまま、戸を開けてはいけないと言った。戸を叩く音と呼ぶ声は続いた。

 しばらくして妻は一発の銃声を聞き、慌てて夫を探した。

 妻は、トイレで夫が拳銃自殺して血を流して死んでいるのを見つけた。

 妻が戸を開くと、立っていたのは警察だった。

 妻は「夫が泥棒をしているなんて知りませんでした。拳銃を持っているなんてことも知りませんでした。知っていたらこんなことはさせなかった。女一人、女の子ばかり3人も抱えて、どうしたらよいか」と語った。

 カンボジア人は日本人と比べ、男が妻や子を持った以上は何としてもそれを養いぬく責任があるという考え方が薄いように感じられる場面が多々あり、また生への執着もかなり薄いと感じられる場面が多々ある。

 またカンボジアでは現在、急成長している銀行や消費者金融からかなり簡単にお金を借りることができるため、今後このような話は増えていくのではないかと識者らは懸念している。

http://www.freshnewsasia.com/index.php/en/32118-2016-08-22-15-09-01.html


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